北陸中日新聞 保育士人材掘り起こし

子育てなどで離職した場合、派遣先の保育園の雰囲気や家庭との両立に対する不安が復帰への壁になっており、サポート態勢を整える。

石川県内の保育士派遣業者では初の取り組み。

職場体験では参加者に派遣ではなくボランティアとして保育園の仕事を半日から1日手伝ってもらい、派遣社員として登録するかを決めてもらう。

すでに5つの保育園が受け入れを了承しており、同社はさらに協力先を増やしていく考え。

また参加を希望する潜在保育士の募集も受け付けている。

保育士を年度途中に増員したいという保育園側のニーズにも応える。

共働き家庭の親が育児休業明けにゼロ～1歳児を途中入園させるケースが多いためで、県内では年間2,000人に上るという。

潜在保育士の掘り起こしでは、県が保育園への情報提供できるデータベースづくりに2011年から乗り出す方針を打ち出しており、関心は高い。

同社は「職場体験で保育士と保育園の双方の調整がしやすくなる」と話している。